――22年を振り返って。
2月のロシアのウクライナ侵攻が、拍車をかける形でインフレが急速に進みました。中国のロックダウン(都市封鎖)などコロナの影響も続きました。ウクライナは、良くも悪くももう少し早く終わると見ていました。インフレも、半導体不足も、問題は起こったが、それぞれがもっと早く、軽く、小さいと想定していましたが、現実はこれを超えて大きく、長くなっています。対応はしてきましたが、認識の甘さで、問題に追いついていない。原燃料アップの価格転嫁は進んでいますが、エネルギー高、ガスや電気代の上昇のインパクトが大きすぎて持ち越しています。この点で22年は反省点の多い年でした。円安は短期的には輸出に効いてプラスですが、販売量的にも苦労して、円安を十分享受できていません。
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