12月8日夜に青森県東方沖を震源に発生した地震は、津軽地域の縫製工場に影響は無かった。その一方で、八戸など一部の小売業に影響を与えている。
地元SCの八戸ショッピングセンターラピアは、館内の設備に影響が出ている。現在、全容を調査中で、今後の営業も結論を出すには時間がかかりそう。
レディスセレクトショップのヨーク商事(青森市)の4店舗は営業できている。被害の大きい八戸の「ルック八戸店」も建物などの損傷もなく営業している。商品配送も影響なさそう。
イオングループでは当初は営業を見合わせていた店舗の再開もあって、12月9日午後1時現在で休業しているのはイオンモール下田だけ。GMS(総合小売業)のイオンスタイル八戸沼館は食品などの1階のみの営業となっている。
スーツなど重衣料の縫製工場が集積する津軽地区では被害はなかった。スーツ工場のサンライン(青森県田舎館村)は「震度4で多少揺れたが被害は全くなかった」という。七戸町にあるコート専門のサンヨーソーイング青森ファクトリーは工場内の物が落ちた程度で操業に問題はない。従業員も無事だった。