■川久保玲
日本を代表するファッションデザイナー。慶應義塾大学を卒業。旭化成に入社し3年で退職。69年にファッションブランド「コムデギャルソン」を立ち上げ、73年に株式会社コムデギャルソンを設立。81年にパリ・コレクションにデビューして以降、パリでの発表を続けている。既存の美しさを乗り越えた、新しい美を探るコレクションは、パリで賛否を振りまきながら確かな足跡を残してきた。「黒の衝撃」で西洋の美と対峙した時代、「ボディーミーツドレス、ドレスミーツボディー」で異型の美を宣言した97年春夏。14年春夏以降のコレクションは、いわゆる「服ではない服」として服の概念を壊し広げ、今も新しい服のあり方を提起している。
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