アンドワンダー 夏の水遊び商品を拡充 インバウンド戻り80%増ペース

2023/07/18 07:58 更新


 TSIホールディングスグループで、アウトドアブランド「アンドワンダー」を製造・販売するアンドワンダー(東京、中田浩史社長)は24年春夏、製品のバリエーションを広げる。特に夏場の水遊びシーンを想定し、ラッシュガードやスイムショーツを初導入。SUP(スタンドアップパドル)製品も手掛ける。今期(24年2月期)の売り上げは、前年比80%増ペースが続く。

 ラッシュガードは、クルーネックタイプで、襟下の身頃部分にボリュームを持たせたユニークなシルエット。ポリエステル・ポリウレタン製で、吸水速乾とUV(紫外線)カット機能などを付けた。白・黒・緑の3色で、メンズ1万8000円(税抜き)、レディス1万5000円。スイムショーツ(メンズ・レディスとも2万2000円)も企画した。

 ギアも増やす。エアタイプのSUPボードやパドルなどを提案するほか、22年に始めたキャンプ用品ではハンモックやチタン製マグカップなどを新規に導入する。

 エントリー価格品も投入する。4万円台後半や7万円台半ばが中心価格だった防水シェルは、3万8000円のタイプを出す。サイドポケットを排除したり、ファスナーの仕様を変えたりしてデザインを簡素化した。

 入国制限が大幅に緩和された22年10月以降、インバウンド(訪日外国人)需要が増え、直営店の売り上げが急回復。売り上げに占めるインバウンド比率は50%に達しているという。

ユニークなシルエットのラッシュガード


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