ビーストーンのレディス「アメリ」は、23年春夏でサステイナブル(持続可能)な素材を増やす。コロナ禍で廃業した工場の残反を使ったアイテムや、端切れだけで作製したレースのスカートなどを数量限定で企画した。育児をしながら働くデザイナーも増え、デザインだけでなく機能性も重視している。
アウターは機能素材が目立つ。毎年人気のトレンチコートは撥水(はっすい)加工、しわになりにくい加工、接触冷感、速乾、透湿性を備えた。ベージュとアイボリー、パープルの3色、税込み4万1800円。
初めてウォータープルーフブーツも作った。〝くすみカラー〟ときれいなシルエット、スクエアトウがポイントだ。おしゃれな撥水ブーツを作ってほしいというファンからの声に応えた。雨の日もトレンドのロングブーツとして楽しめる。2万4200円。
反転したロゴや少しかすれたプリントのニットアイテムも打ち出す。デッドストックに着想し、制作過程のストーリーや〝未完成の可愛さ〟、抜け感を表現した。プルオーバー1万5400円。アールヌーボー柄のレースを使ったストレートシルエットのオールインワンは、ビンテージ感がありつつモードな印象だ。3万800円。デッドストックのレースをはぎ合わせて作ったスカートは数量限定で、少し個体差がある。
また、オリジナルのアクセサリーの数を増やす。オーバーサイズのボトムやジャケットのセットアップなどマニッシュなムードの中に、リボンモチーフのヘアアクセサリーなどを加えてガーリーな雰囲気を出す。