オールユアーズ 回収製品の再生・再販売の循環開始 廃棄分は磁気熱分解

2021/10/07 06:29 更新有料会員限定


原康人さん

 機能的な日常着を企画・販売するオールユアーズ(東京)は9月、衣服を循環させ、ごみを生まない仕組み「環す」(まわす)を開始した。客が着なくなった自社製品を回収・修理し、再販売する。再販売できない製品は、磁力を利用した有機物分解処理を施し、再資源化する。分解処理はTOSS(トス、神奈川県相模原市)と提携した。磁気熱分解装置の販売権や代理店の指名権に関する契約を結んだ。この仕組みを独占的に利用するのではなく、広く開放し、「ファッション業界全体で廃棄物を減らしていきたい」(原康人代表取締役兼製品開発総責任者)と考えている。

(友森克樹)

 「オールユアーズ」は15年、「長く愛される製品を作り、届けたい」と立ち上げたブランドだ。設立時から「メーカーとして作ったものに責任を持つ」という信念を持ち続け、3年前にはリペアやカスタムサービスをスタートした。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定サステイナブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事