ライフスペックブランド「ディーパーズウェア」を企画・生産するオールユアーズ(東京、電話03・6413・8455)は、クラウドファンディング(CF)のキャンプファイヤーでの新商品販売第2弾「毎日着てしまうジャケットとパンツ」で、受注額1000万円を超えた。
同商品は、丸井織物と共同開発したポリエステル100%の「ファストパス」で作るジャケットとスラックスパンツ。ウール生地に見えて、ストレッチが利き、洗濯後3時間で乾くのが特徴。
プロジェクト名を「着たくないのに、毎日着てしまうジャケットとパンツ」として7月からCFにかけたところ、販売開始から6時間で、目標の受注額100万円を突破。23日午前段階で、受注総額約1319万円、購入者数538人となり、キャンプファイヤーのファッション分野のCFでは過去最高額になった。
受注が伸びた理由は、伸縮性あるストレッチで取り扱いやすさ、退色や色移りしない、洗濯可能といった日常生活に望んでいる機能に焦点を当てていることが響いた。さらには大阪、京都にサンプルを持ち込んで試着会を行ったこと、ファッション発信のユーチューバーに取り上げられたことなどで商品が拡散した。
商品が届くのは18年春。希望小売価格はジャケット2万円、パンツ1万5000円だが、クラウドファンディング中は上下セット2万9000円で販売している。取り扱いを希望する小売業者はCF価格で購入して、来春に定価で販売できるように配慮している。
同社は今年5月から、クラウドファンディングを活用した新商品販売を行っている。次の第3弾は大阪・泉大津の毛布産地で作るスウェットアイテムを9月から展開する。