アレキサンダー・マックイーンは9月4日、東京・表参道のオーク表参道内に旗艦店をオープンする。クリエイティブディレクターのサラ・バートンと建築家のスミルハン・ラディックの協業による新コンセプトの店で、旗艦店では日本初となる。
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新店は、国道246号にほど近い表参道のメインエリアに完成した。1階と2階の2フロアで、総売り場面積は153平方メートル。無機質でクールな印象だったこれまでのマックイーンの店と比べると、新店は天然素材を多用したナチュラルな空間にがらりと変わった。オークとウォールナットを使ったフローリングに、リサイクルコットンと石膏で凹凸を作った白い壁。温かみのある空間に、巨大な天然石の什器が点在する。
店の中心に置かれた巨大なガラスの円柱も目を引く。内側にはチョウ柄の手織りのタペストリーがつるされており、中は試着室になっている。丸い什器など、店内には柔らかな曲線が多く使われており、森の中にいるような空間をデザインしたという。
店内は大きなガラス張り。特に2階は、表参道の街路樹の緑が借景になっていて、明るくさわやかな印象がある。一方、2階への導線となるらせん階段は、明かりを2割落として静かな空間を演出。光のコントラストを作った。
1階にレディスのウェアとバッグ、2階にメンズとシューズ、スモールレザーグッズが揃う。バッグなど新店限定商品も並ぶ。