今春デビューのイタリア製のバッグブランド「アフラ」は、ミニマムなフォルムと知的な女性らしさが魅力。15年近く「トッズ」のクリエイティブディレクターを務めていたモニカ・キオッツィがデザインする。タイムレスでモダンなデザイン、丁寧に仕上げたディテールなど、説得力のある物作りを踏まえて、ファッション経験の豊富な女性に提案する。
今春夏は配色のきれいなミニバッグ、秋冬はA4サイズの書類が入るバッグを充実させた。写真家のリー・ミラー、小説家のバージニア・ウルフなど主張のある生き方を好んだ女性活動家をイメージソースに、直線のラインを生かしてジオメトリックなシェイプに仕上げている。
シルバーチェーンのショルダーバッグは底が六角形で、横に伸びる柔軟性のある作り。トートバッグとして持つこともできる。アールデコ風のプリントレザーのほか、上質なフルグレインレザーを使ったものもある。薄手のレザーを2枚仕立てにしてインナーの美しさにもこだわっている。日本での価格は20万円前後。

(写真はマルコ・ベルトリ)