イオンモール大日改装オープン 来店客年1700万人目標

2018/11/29 06:29 更新


 今月改装オープンしたイオンモール大日(大阪府守口市)は年間来店客数1700万人を目指す。近年は周辺での競合SCの増加などから1500万人前後で推移していたが、「以前のピーク時に近い来店客数に戻したい」(大野裕史ゼネラルマネージャー)考えだ。

【関連記事】イオンモール津南 消費流出止める170店で本日開業

 15年には近隣にイオンモール四條畷が開業するなど自社競合も表面化しているが、駅前立地で来店客数が多いことから「さらに買い上げ率を向上させる」方針だ。来店客数は平日3万人、土曜日5万人、日曜日5万人強ほどで、公共交通機関や自転車での来店が7割を占める。今回の改装では専門店24店を新規導入、既存43店を改装した。ダイソーの300円均一雑貨店「スリーピー」が大阪に初出店した。改装後の売上高は8%増を目標としている。

 最近のSCでは直営GMS(総合小売業)の縮小が目立つが、同SCでは直営売り場を990平方メートルほど拡大した。化粧品や食品部分を広げた。GMSの「イオンスタイル大日」は2階に西日本初登場となったインナーとカジュアルの専門大店「iC」(アイシー)を開設するなど20年度に計画している衣料品の分社化を見込んだ売り場構成とした。子供関連の「キッズリパブリック」は3000平方メートルに拡大し、隣接して2000平方メートルのファミリーゾーンを構築、守口市のシンボルキャラクター「もり吉」を取り入れたフードコート「モリキッチン」を設けた。直営の売上高は改装前比5%増を見込む。同SCは総賃貸面積5万6000平方メートル、専門店は約180店。

西日本初登場となったインナーとカジュアルの専門大店「iC」
地元キャラクターを取り入れたフードコート
大阪初出店となったダイソーの「スリーピー」
16日には地元幼稚園児によるオープニングセレモニーを開催


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事