イオンモール幕張新都心(千葉市)は、23年3月18日のJR京葉線・幕張豊砂駅の開業を機にした段階的な改装の効果が表れている。現在第2期まで完了し、年間約2300万人だった来場客数は20%増ペースとなっており、売り上げも10%増とイオンモールの平均を上回る。駅の開業だけに頼らず、館としての魅力を高めることで、商圏をさらに広げるなど集客力を強めている。
(吉野光太朗)
イオンモール幕張新都心は4館構成で総賃貸面積は12万8000平方メートルあり、360店が揃うイオンモールの旗艦施設の一つ。13年の開業時から待たれていた新駅開業に合わせ、〝エシカルモールに生まれ変わる〟ことを掲げ、23年春から2年かけてテナントの3分の1にあたる120店を刷新する改装を行っている。第1期は23年4月、第2期は9月にオープンした。第3期は24年春、第4期は24年秋以降にオープンする予定だ。