イオンリテール「そよら」開発を推進 老朽化対策や重複GMSとすみ分け

2024/02/07 06:27 更新有料会員限定


イオン武蔵狭山店の跡地に23年9月に開業したそよら武蔵狭山

 イオンリテールは都市型SC「そよら」の積極的な開発を進める。23年は新たに5施設を出し、いずれも売り上げは「想定通りの進捗(しんちょく)」(簑原邦明執行役員SC本部長)という。多頻度の来店を促す売り場構成などが地域から支持されている。開発に手応えを得ており、建物の老朽化や同じ商圏内に同社のGMS(総合小売業)が重複している場合のエリア戦略の方法としても確立しつつある。現在8施設だが、24年以降も同じペースで開発する予定だ。

(吉野光太朗)

【関連記事】そよら武蔵狭山が開業 多頻度来店型で定着へ 自社競合を避け補完関係に

 そよらは食品と医薬品を扱う「イオンスタイル」を核店舗に、利用頻度の高い専門店を揃える。「通う」「集う」「つながる場」をキーワードに、日常生活で便利な都市生活拠点として「子供を連れて一番快適に過ごせる身近な施設」を目指している。

 地域ニーズに応じてユニクロやカインズなどを入れつつ、小商圏の多頻度来店型を基本としたテナント揃えが受け入れられている。カフェは子供が過ごしやすいよう面積を広げ、通路を広くするなどしている。

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