11月23日にオープンするイオンモール甲府昭和の増床は、アパレルの充実を重点にする。
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同社は、ECとECとの差別化、アパレルが苦戦する販売動向などから食関連の強化に力点を置いている。9月20日に全館開業のイオンモール神戸南は関西最大級の食特化型モールで、翌21日のイオンモール松本には県内最大という食の専門店を集積した別館を設けている。
一方で、甲府昭和は「エリアナンバーワンのファッションの集積を目指す」(三嶋章男常務営業本部長)。総賃貸面積で2万2000平方メートルの増床棟を設け、テナント50店を付加し、7万平方メートル・180店規模に拡大するが、新たに入るのが、ザラやH&M、アーバンリサーチショップなど。リーシングで思うに任せないことがあるなか、同施設は開業した11年からの実績があり「有力店を迎えることができた」とも話す。
改めてファッションの魅力を打ち出し、大人のニーズに応え、東京に流出していた消費を取り込む。増床前に比べ3割増の年間900万人の集客を見込む。
