イオンのGMS改革 衣料品を専業会社に分離

2017/12/12 18:31 更新


 イオンは12日、20年度までの経営計画を発表し、課題となっているGMS(総合小売業)改革で、衣料品分野を専業会社に分離することを明らかにした。

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 衣食住が揃った「GMSを分ける」(岡田元也社長)方針で、食料品分野は地域ごとにグループの食品スーパーと統合、衣料品、住居関連品は分離する。衣住は現在、食が軸になっており、これを切り替え「マネジメントの密度を高める」。同時に、商品と販売部門を一体にして変化に対応しようというもの。イオングループGMSの衣料品の年間売り上げは5000億円。「諦めて食中心のGMSにする戦略ではない」として、国内3位の規模を生かした建て直しを進める。これらにより現在のGMS運営会社のイオンリテールなどは大きく姿を変えることになりそうだ。

 イオンの20年度連結目標は営業収益10兆円(16年度8兆2101億円)、営業利益3400億円(同1847億円)。



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