イオン 新たな障害者就労サポートの取り組みを開始

2019/01/09 06:26 更新


 イオンが新たな障害者就労サポートの取り組みを始めた。7日、「いきいきイオン」として、イオンモール幕張新都心に入るグループの専門店に入社した障害者を対象に集合教育などを行った。障害者が能力を生かし継続して働き続けられる企業となることを目指す。

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 多数のテナントが入るイオンモール幕張新都心の環境を生かし、雑貨のR・O・U、子供服のブランシェス、「イオンシネマ」のイオンエンターテイメント、各種教室のイオンカルチャーのグループ専門店企業に1人ずつ入社した4人を集めた。現場では少人数であることも含め、専門店単独では行いにくい障害者を対象にした説明会や見学・実習などを行ったもので、障害者の行える業務を接客に拡大するとともに、専門店側の理解を深める狙いもある。

 障害者の就業移行などを支援してきたグループのアビリティーズジャスコのノウハウを生かしたもので、就業後のサポートも担う。

 イオンでは20年までに障害者雇用率3%・雇用数1万人を達成することを目指している。18年6月時点での2.4%・7240人からの引き上げに向けて、他のSCなどでの「いきいきイオン」実施をはじめとした取り組みを広げる意向だ。



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