ミュベール、アダストリア傘下離れる

2015/08/07 14:26 更新


 デザイナー、中山路子が手掛けるレディスブランド「ミュベール」を運営するフレンズ(川守英昭社長)は、7月末付けでアダストリアグループを離れた。アダストリアから川守社長が全株式を取得した。

 「アダストリアとは扱っているブランドの特性が異なるため、シナジーが薄い」(川守社長)というのが理由。独立した企業体制となったが、今後「異業種などを含め、相乗効果の出る相手とは組んだり、合弁会社を作ったりすることも考えていく」(川守社長)という。

 フレンズは、旧トリニティアーツが13年に完全子会社化。デザイナーのクリエーションを軸とした卸ビジネスを主力にするフレンズと、現在、店頭起点の小売型SPA(製造小売業)をめざすアダストリアとでは方向性が異なる。「フレンズの成長にとって良い影響を与えない」(アダストリア)と判断し、アダストリアは全株式を売却した。売却金額は非公表。

ミュベールの16年プレスプリングコレクションから
ミュベールの16年プレスプリングコレクションから


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