【上海支局】アダストリアの中国「ニコアンド」事業が伸びている。上海・淮海中路の旗艦店が絶好調で、来店客は週に2万5000人。売り上げの8割がアパレルで、現地企画・仕入れが2割に達し、ヒットアイテムは1店で数万枚で売れている。今期は上海に海外事業本部を新設し、現地企画を3割まで増やして的中率を高め、サプライチェーンを整えて事業判断のスピードを上げる。出店は上海に5、6店を予定する。
【関連記事】アダストリア 異業種と協業しアイテム販売
前期(21年2月期)の中国事業は、売上高約13億円、前期比148%増だった。特に好調なのが19年12月オープンのニコアンド淮海中路旗艦店で、黒字化を達成した20年秋に出店したTモールは6カ月分、20年12月に開店した南京西路店は1カ月分を計上している。
雑貨含めて
旗艦店の立地は海外SPA(製造小売業)やスポーツブランドの揃う商業地。1階のカフェや3階のダイニングも入店導線だが、雑貨を含めたライフスタイル売り場に20~40代が集まる。入店客数は土日に6000人、週単位では2万5000人で、集客は「商業施設並み」。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!