アダストリア 中国「ニコアンド」拡大 上海旗艦店、大幅伸び

2021/04/27 06:29 更新有料会員限定


土日は1日6000人もの客が入店するニコアンド淮海中路店。メンズ服が好調で、女性客が購入していく

 【上海支局】アダストリアの中国「ニコアンド」事業が伸びている。上海・淮海中路の旗艦店が絶好調で、来店客は週に2万5000人。売り上げの8割がアパレルで、現地企画・仕入れが2割に達し、ヒットアイテムは1店で数万枚で売れている。今期は上海に海外事業本部を新設し、現地企画を3割まで増やして的中率を高め、サプライチェーンを整えて事業判断のスピードを上げる。出店は上海に5、6店を予定する。

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 前期(21年2月期)の中国事業は、売上高約13億円、前期比148%増だった。特に好調なのが19年12月オープンのニコアンド淮海中路旗艦店で、黒字化を達成した20年秋に出店したTモールは6カ月分、20年12月に開店した南京西路店は1カ月分を計上している。

雑貨含めて

 旗艦店の立地は海外SPA(製造小売業)やスポーツブランドの揃う商業地。1階のカフェや3階のダイニングも入店導線だが、雑貨を含めたライフスタイル売り場に20~40代が集まる。入店客数は土日に6000人、週単位では2万5000人で、集客は「商業施設並み」。

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