EC支援のアクローブがピッキーの3ブランドを取得

2022/12/28 06:26 更新


 EC支援とブランド運営のアクローブ(東京、荒木俊亮社長)は、DtoC(メーカー直販)ブランド運営のピッキー(東京、鈴木昭広社長)から「ディア・シスターフッド」など3ブランドを取得した。運営スタッフ8人も移る。実績のあるEC支援のノウハウを生かし再成長させる。ピッキーは当面は残りのブランドを運営しつつウェブ3事業にも力を入れる。

 譲り受けるのはモデルの瀬戸あゆみさんがディレクターを務めるディア・シスターフッドと、元SKE48の平松可奈子さんの「シュエット・ラテ」、タレントの有村藍里さんの「ローズ・ブルー」。

 それぞれ根強い固定ファンはいるものの、ファン以外への広がりが限定的だった。EC運営に実績のあるアクローブのノウハウと、強い個性を有するそれぞれのブランドの魅力を掛け合わせて、再び成長軌道に乗せる。企画や生産など5人とディレクター3人もそのままアクローブに移る。

 アクローブは独自開発のBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを軸に、ECプラットフォーム事業を展開。今春も5億円超の資金を調達(シリーズAラウンド)、これまでの累計額は7億円を超えるなど投資家の評価は高い。創業4年で売り上げが10億円弱。小規模ブランドを買収して成長させた実績も複数あり、「ユーザーへの伝え方を工夫すれば勝算はある」(荒木社長)としている。両者はサイバーエージェント・キャピタルから出資を受けており創業者同士が知己の関係。

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