アクセンチュアはこのほど、年末年始商戦における購買行動意識調査「ホリデーショッピング調査2017」の結果をまとめた。17年は10月に実施し、対象は、過去6カ月に店頭やオンラインで買い物をした18歳以上の男女1500人。
【関連記事】キャッシュレス社会需要 男女で意見は正反対
年末年始の購買意欲について「17年の年末年始は16年と比較して、より多くの買い物を予定している」と答えた人は11%。なかでも20~29歳が21%と最も多かった。年末年始の買い物の平均予定額は7万9790円で、60歳以上が最も高く10万830円だった。「年末年始のギフトとして何かしらの物品を購入する」と回答した人は全体の51%で、年齢別だと60歳以上が73%と最も多かった。
オンラインでの購入や実店舗の利用については、41%が自宅でインターネットを活用しての買い物を好む一方で、59%がSCなど商業施設での買い物を好むと回答。「普段の買い物でSCに行く」とした人は63%で、「年末年始の買い物にもSCの利用を予定している」人は59%と半数を上回った。「インターネットで商品を購入する際、購入前に実店舗を訪れ、実際の商品を確かめる」人は全体の71%だった。年齢別にみると、30~39歳の割合が79%と最も高かった。
テクノロジーを活用した買い物体験については、「ドローン配送の利用を検討していない」人は54%で、そのうち「今後も利用を検討していない」と答えた人は62%だった。店頭でデジタルを活用し、購入したい服を気軽に試着できるバーチャルミラーやマネキンなどのサービスを「知っている」とした人は42%で、「過去に使用した」「今後、ぜひ活用してみたい」と答えた人は51%だった。