ジーユー、コスメに本格参入 日本製、低価格を強みに

2020/08/19 06:30 更新


8月31日まで、東京・原宿のショールーム型店舗「ジーユースタイルスタジオ」で「フォーミーバイジーユー」を先行展示している

 ジーユーがコスメ市場に本格参入する。新コスメブランド「#4mebyGU」(フォーミーバイジーユー)を立ち上げ、9月4日から国内の「ジーユー」の大型店・超大型店の約70店舗とオンラインストアで、リップスティック(590円)など4型を販売する。消費者の悩みや要望に応えたトレンドファッションを引き立てるコスメかつ、日本製で手頃な価格という点が強み。新規客の獲得やセット買いによる客単価増を狙い、今後の成長の柱の一つとして育てる考え。

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 成長・多様化する国内化粧品市場、コロナ禍で変化しつつある消費者の化粧品に対する意識や要望に商機を感じ、参入を決めた。アパレル企業のコスメブランドとして目指すのは「ファッションを引き立てる存在」。消費者へのアンケートや体験・座談会を繰り返し行い、聞き取った悩みや要望に基づいて商品を開発した。

 潜在的なニーズと最新のおしゃれを融合したコスメとして打ち出す秋冬商品は、メイクに悩む人が「これさえ持っていたら間違いない」という4型に厳選した。クリームアイシャドー(590円)、リップグロス(790円)、マルチカラーパレット(1490円)などがある。リップスティックは、「マスクで唇の乾燥が気になる」という声に応え、天然保湿成分を配合。アイシャドーは、「低価格コスメは発色やツヤが強くて服装に合わせづらい」という声に応え、ほど良い発色と自然なツヤ感、旬のシアーアイテムにもなじむように意識した。

 商品はすべて国産で厳しい品質基準にのっとった工場で生産する。全商品に天然保湿成分を配合しているほか、商品特性に応じて可能な限り肌への刺激になる成分は使わない処方を施している。商品の包材や店頭什器には、森林認証の再生紙を使用し、環境にも配慮する。

 同社は15年に約半年間、一部店舗でリップグロスやネイルシールなどのコスメ関連商品を販売していたが、ブランドとして訴求するのは初めて。当時の経験や反省を踏まえ、ブランドとしてのコンセプトやステートメントを定めた。今秋冬の販売動向を鑑みて、商品の種類や販売店舗の拡大を検討する。

リップップスティック。8色展開、590円
クリームアイシャドウ。4色展開、590円


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