フォーティファイブアールピーエムスタジオの「45R」は24年春物で、髙橋慎志社長の原点である「アイビールック」に焦点を当てる。「自分で服を選ぶようになった学生時代、愛用したのがアイビーだった」とし、自身の原点に立ち返りながら、ブランドが〝45年間〟培ってきた様々な要素をクロスオーバーさせて遊び心をのぞかせる。
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裏毛の紺ブレザーに、ボタンを無くしたボタンダウン風のシャツ。インディゴ染めのレジメンタルに、カレッジ風のワッペン。アイビーの「型」を守りつつ、ブランドらしい素材やディテールにこだわったアイテムが揃う。紺ブレザーにレースやフリルのシャツを合わせたり、チノパンツに花柄のシャツを合わせたり、甘さや古着っぽさのあるアイテムとのコーディネートが印象的だ。
3月にはピンクやギンガムチェック、パッチワークが差し色のような形で加わる。パッチワークはブランドの余剰生地を再活用したもの。花柄やチェック柄をミックスし、シンプルなシャツとドレスを作った。4月はパッチワークがバンダナ柄になって登場する。ラウンドカラーのノースリーブシャツドレスやフレアスカートなど、より夏に適した爽やかなムードだ。
5月は、素材からシルエット、ステッチ、刺繍まですべてを新しくしたデニムパンツを、全世界で同時に立ち上げる。新型はコットンパンツからヒントを得たセンタープレス入りの「クロスビー5」。24年9月にクロスビーストリートにオープン予定のニューヨーク3店目を記念して名付けた。クロスビーストリートの新店では、これらのデニムパンツをはじめ日本全国の藍職人と作り上げた特別なコレクション「藍職人いろいろ45」をメインに扱う。
藍職人いろいろ45の実店舗は、クロスビーストリートに先立って、24年3月に1号店を阪急うめだ本店8階にオープンする予定。「お茶と藍」をテーマに、「最も古く最も新しい永遠の日本を発信する」。