オンワード樫山は、メンズブランド「23区オム」が春夏商戦(3~6月)で前年実績を上回った。得意のジャケットやポロシャツなど重点商品がヒットした。百貨店のアダルトカジュアル市場の厳しさが続く中、5、6月の売り上げは堅調で、7月も中旬まで予算どおりに推移した。
4月から投入してヒットした「ドライクリースジャケット」はナイロン・ポリエステル・麻混の生地を使い、軽く薄くシワになりにくく清涼感があるのが特徴。3万6000円。盛夏対応とトラベル需要で支持された。
主力顧客の50歳前後でも従来のシャツよりもTシャツを合わせるきれいめスタイリングが主流となった。ジャケットの売り上げは5~6月1・5倍~2倍の伸びとなり、全体を押し上げた。