東京ブランド秋冬 メンズライクなアウターで知的に

2019/03/15 06:29 更新


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 東京ブランドの19~20年秋冬コレクションは、メンズライクなアウターを生かした知的な女性らしさがポイントだ。ダブルブレストジャケットなどのテーラードアイテムの進化版で、芯の強さを感じさせるスタイリングが提案されている。ブリティッシュチェックのトレンドもより強まりそうだ。

(須田渉美)

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 この間、続いているドロップショルダーのリラックスラインを引き継ぎながらも、部分的に構築的な要素が入って、きりりとした印象が新鮮だ。

 「ミュラー・オブ・ヨシオクボ」はノーカラージャケットなど直線のラインを強調したアイテムを差し入れ、ワイドシルエットのエレガンスを引き立てた。メキシコのルイス・バラガンの建築に着目。ボトムのドレープ感や水と光の動きを表現した多色のプリント柄で特徴を出しつつ、自然の揺らめきと人工的な線のコントラストをダイナミックに見せた。

ミュラー・オブ・ヨシオクボ

 「アンスクリア」は70年代のグラムロックをテーマに中性的な女性らしさを際立たせた。ガンクラブチェックのセットアップなど、トラディショナルなアイテムをモダンにアレンジし、配色やスタイリングで艶っぽく表現する。

 ロング丈のジャケットはウエストを切り替えて腰回りに膨らみを持たせる。柔らかなピンクのテーラードコートはすっきりとしたライン。パープルのパンツを合わせるなど魅惑的な一面ものぞかせた。

アンスクリア

 「アカネ・ウツノミヤ」は、柔らかなムードのパンクスタイルを表現した。肩をつまんで立体感を出したジャケット、三角形のスタッズを襟に付けたブルゾンなど、とがった要素を入れながら、グリーン、水色、グレーなどライトな配色でクリーンに見せる。

 チェッカーフラッグ柄のトップやワンピースは、手編みでゆるっとしたライン。フェミニニティーとストリートっぽさを品良くミックスした。

アカネ・ウツノミヤ

 「ロキト」は、レース刺繍やフロッキー加工など手の込んだ生地を使ったドレスに、マスキュリンなアウターを合わせてエレガンスを強調した。テーラードコートにションヘル織機で織ったドビーのスーツ地を使ったり、フェイクレザーのトレンチコートの袖にレースのテープをトリミングしたりと、しなやかでハンサムな女性像を立たせている。

ロキト

 自然の色をテーマにした「ニアーニッポン」は、クラシカルな着こなしをトーン・オン・トーンで洗練させた。

 ダブルブレストのロングコートにはイタリア製でダブルクロスのレーヨン・ウールを使い、ふっくらとした風合いと落ち感の美しさとで大人の女性らしさを引き立てる。ブラウンベージュにサックスのストライプ柄も程よく柔らかさを添えている。

ニアーニッポン

 「エズミ」は、18世紀のロココ時代の服飾に見られる強調されたシルエットやボリューム感をモダンなスタイリングで見せた。

 ダブルブレストのジャケットやテーラードコートは後ろ身頃をハリのあるキルティング素材で切り替え、Aラインの広がりを持たせる。襟やヘムラインの重なりを建築物に見立て、異素材のコート・イン・ジャケット、コート・イン・コートスタイルを提案している。

エズミ

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