老舗メンズ店が軒を連ねるジャーミンストリートでは、路上にショー会場をしつらえ、この通りを中心としたセントジェームズ地区に店を構えるブランドの合同ショーが開催された。毎年春夏シーズンに開催され、今回が3回目。
シーナウ・バイナウ形式で、ダンヒルやバブアー、サンスペルといった老舗からノルウェージャンレインやタイガー・オブ・スウェーデンなどの外国ブランドまで25ブランドのキールックをコーディネート。ブルーを中心にグラスグリーン、マスタード、オレンジなどきれいな色の軽やかなスーツやカジュアルスタイルが揃った。
セントジェームズ地区の合同ショー
ジョン・スメドレー
同じ会場で、この通りへの出店1周年を迎えたジョン・スメドレーが初めてのショーを披露した。
スカーフやTシャツなど一部シーナウ・バイナウの商品もあるが、コレクションは18年春夏シーズン。30年代に創業一族が日本から持ち帰った水彩画から着想を得、波や金魚の柄をアクセントにしたメンズとレディスを披露した。
ジョン・スメドレー
ルー・ダルトン
ジョン・スメドレーでニットウェアを生産しているルー・ダルトンも、この通りで新作を発表。空き店舗のウィンドーにモデルたちを並べたプレゼンテーションを行った。
前シーズンに続き、イラストレーターのジョン・ブースによる手描きのマルチストライプのセーターやソックスをアクセントに、白、ブルー、チョコレートブラウンを基調とした清涼感のあるブルゾンやオーバーシャツ、ショートパンツが揃う。無地のセーターの胸には、ブースのデザインによる「LD」のロゴが乗せられている。
ルー・ダルトン
(若月美奈通信員、写真=catwalking.com)