18春夏NYコレ オーバーサイズのフォルムがキー

2017/09/15 04:30 更新


 前シーズン、オーバーサイズのオールドスクールヒップホップルックを並べたマーク・ジェイコブスは、今季もオーバーサイズのフォルムがキーになる。ずるっとしたシルエットはストリートウェアのよう。そこにエキゾチックなムードやデカダンで華美な装飾を盛り込んで、年代や地域を超えたハイパーミックスで見せる。超ビッグサイズのスーツやスキーウェア風のつなぎで始まり、アフリカンなトライバルプリントや、60~70年代風のサイケデリックプリントを差す。同時に、ジャズエイジ調の総スパンコール装飾やフリンジ装飾も取り入れる。エキゾチックなハーレムパンツのディテールがサロペットやトラックパンツに取り入れられ、全てのモデルの頭にはターバンが巻かれる。

 あらゆる要素が詰まり過ぎていて情報処理が追いつかず、結局何が一番伝えたいのかがややあいまいになっているようにも感じたが、このブランドのすごいところは、直後には理解ができなかったことが後からじわじわと追いかけてきて、最終的にすごく気になる、くせになるというケースが少なくないこと。今季も徐々にそうなることに期待だ。




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