秋冬バッグ、スクエア型 素材変化で

2016/06/24 10:14 更新


 レディスバッグの秋冬企画は、エレガントやモダンレトロがポイントになっている。素材感を変化させる流れが強まっているほか、形はスクエアタイプが増えた。リュックはやや後退、この間増えていたミニバッグも落ち着いてきた。各社とも重点ブランドを絞って販売する方針で、メリハリのある販促を進めていく。

 クイーポが秋冬で力を入れているのがインポートブランド「ラコステ」。同社では15年秋冬に発売した。今秋冬から本格的に販売し、メンズ主体だがレディスにも力を入れる。スポーツ感覚を取り入れた日常使いのバッグとして、売れ筋のトートバッグを中心に拡販する。好調な「ランバン・オン・ブルー」は、四角い形やグログラン、ワッフル調といった素材の変化で引き続き拡大する。

 マルショウエンドウは今秋冬で3シーズン目に入る自社ブランド「ザ・キューブ・オブ・エフ」を拡大する。職人技を生かした国産の物作りと機能の追求が特徴だ。撥水{{はっすい}}抗菌防臭バッグが売れ筋として育ってきたが、新たな機能を加えた開発商品で、常設の百貨店販路を増やしていくほか、雑貨専門店にも広げていく。

 主力の「シャルル・ジョルダン」「ニナ・リッチ」は堅調に売れている。テキスタイルを使った差別化企画を増やし、ストライプテープやジャカードの企画を打ち出した。シャルル・ジョルダンはきれいな色を乗せた無地ナイロンの新企画やリュックの集積などを仕掛ける。これまで4万円台までだったが、5万8000~7万円の上質品のグループを加え、ブランドのイメージアップにつなげる。

上質品のグループを新たに提案した「シャルル・ジョルダン」
上質品のグループを新たに提案した「シャルル・ジョルダン」
レディス需要もつかんでいく「ラコステ」(クイーポ)
レディス需要もつかんでいく「ラコステ」(クイーポ)

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