ゾゾネクスト(千葉市、澤田宏太郎CEO=最高経営責任者)とポイエーシスラボ(京都市、福原志保CEO)は、テキスタイルに圧電性フィルムを埋め込んだ「ニットファブリックスピーカー」を開発した。禅をテーマにした体験型インスタレーション「紋響」として、大阪・関西万博に出展する。
7月14~20日、関西パビリオン京都ゾーン「一座きょうと」に出展する。ニットファブリックスピーカーは、立体的で精密な編み技術と先端音響技術を融合し、テキスタイルそのものから音を発する。これを用いて、空間全体を音で演出する新たな没入体験を創出する。
伸縮性のある糸を、島精機製作所の先端編み技術を用いて精密に配置し、様々な和柄をあしらった立体的なニット生地を開発。この生地に圧電性フィルムを組み込むことで、音の指向性を自在に設計できる特殊なテキスタイルを実現させた。また、透明電極を使用したフィルムスピーカーと、透け感のあるテキスタイルを組み合わせることで、空間と調和したスピーカーを実現している。
