ゾゾ、ヤフー傘下に 前澤社長は退任、新社長に澤田取締役

2019/09/12 10:42 更新


澤田宏太郎新社長兼CEO

 ソフトバンクグループのヤフーは12日、ファッションECモール「ゾゾタウン」を運営するゾゾに対して株式公開買い付けを実施、連結子会社化すると発表した。同日付でゾゾの前澤友作社長は退任し、澤田宏太郎取締役が代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)に就任した。

【関連記事】ゾゾ第1四半期 成長鈍化もARIGATOの影響「ほぼ解消」

 買い付け予定数の上限を50.1%に設定している。前澤氏は所有する株式(所有割合36.76%)のうち、30.37%を売却する。買い付け価格は1株2620円。

 前澤氏はヤフーとの資本提携を機に、辞任を申し出た。前澤氏はゾゾとの契約関係はなくなるが、創業者として同社イベントに参加していくという。

 ゾゾは、ヤフーが秋から始めるペイペイモール事業での業務提携の可能性を議論してきた。その中で6月下旬、前澤氏がゾゾの企業価値向上へ株式売却を検討する考えを示唆した。業務提携案や資本提携について検討を始め、両社経営陣が7月上旬から8月上旬にかけて複数回面談し、ゾゾ株式の取得を含めた業務提携の可能性を模索していたという。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事