ゾゾ 中国再進出1年 規模追わずコミュニティー作り 日本ブランドの浸透重視

2021/03/18 06:30 更新有料会員限定


昨春から携帯アプリで「ゾゾ」販売を開始。アプリ運営なども全て内製化した

 【上海支局】ゾゾが中国販売に再挑戦して丸1年。日本ブランドの集積と情報発信が軌道に乗り、ユーザーとの良好な関係作りでも手応えを得ている。来期(22年3月期)はアプリ内に「ソーシャル機能」を実装し、本格的に〝日本ファッション〟好きのコミュニティーの構築を強め、中国での日本ブランドの浸透を目指す。群雄割拠する中国EC業界だが、厳盛日ゾゾ上海(上海走走信息科技)CEO(最高経営責任者)は「ゾゾらしい誠心誠意」で勝ち残る戦略だ。

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 ゾゾ上海の開設は19年12月。すぐにコロナ禍の影響を受けたこともあり、複数企業のサポート体制から物流以外の全機能の自社内製化に一気に転換した。アプリ設計やシステム開発、マーケティング、カスタマーサービスからサイト運営まで今や上海で自前で構築している。日本同様に服に関心の高い人材を採用し、日本ブランドへの理解を促進する最適マーケティングを構築した。

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