眼鏡ブランド「ゾフ」を運営するインターメスティックは今月、子供向けのブルーライト(青色光)対策眼鏡「ゾフピーシー・レギュラータイプ・フォーキッズ」の販売を開始した。小学生のデジタル機器の利用時間が増加し、視力への影響を心配する親が多いことを背景に、新たに子供用サイズを開発。ゾフの限定店約50店舗と、オンライン店舗で販売する。
(河邑陽子)
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スマートフォンや液晶テレビ、ゲーム機などのLEDディスプレーから発生する青色光は、網膜まで到達する強いエネルギーを持ち、目や体への負担が大きい。同社は5月に、小学生の子供の親(20~40代)500人に「ブルーライトに関する調査」を実施。「休校による子供のデジタル機器の使用時間」は、テレビとゲーム中心に約6~7割が「増えた」と回答。一方、「子供の目のケアを十分に行えている」と答えたのは約3割、「オンライン学習による子供の目への影響が心配」な人は84%で、多くの親が青色光の影響を心配していることが分かった。
新商品の子供用青色光対策眼鏡は、度なしの青色光を約35%カットするレンズを採用。フレームは長時間かけても疲れない軽量素材を使い、頭部を包み込むフィット感のあるデザインにした。茶と紺の2色あり、3000円。デジタル社会で手軽に行える目のケアの一つとして提案を強め、子供向け青色光対策眼鏡の売り上げ拡大を目指す。