アプリで来店促進、次はファッション

2015/04/22 06:44 更新


 サイト運営、システム開発のシンクスマイル(東京)は来店促進システム「ジリリ」の導入企業を増やしている。同システムは来店ポイントサービスやクーポン配布、メッセージ配信などが手軽にでき、美容や飲食、リラクゼーション施設などに普及。約350万人が利用している。今後は、ファッション企業で導入を増やす意向だ。

 スマートフォンにアプリケーションをダウンロードし、店頭の専用端末にタッチすると、個人情報を入力することなしに、画面上にショップカードが表示される。店側は、そのページを基点に情報発信や来店頻度に合わせたクーポン発行、来店や購入額に基づくポイントサービスなどが提供できる。

 アプリを持っている人たち同士で、ショップカードを交換できる機能も搭載。口コミを利用した新規客獲得を狙う。管理画面から、どの媒体を経由して何人が会員登録しているのか、登録後何人が来店しているのかが確認できる。また、カードを持つショップの半径500㍍に近づくと、来店を促すメッセージがプッシュ通知される。

 初期費用10万円で月額費用は5万4000円から。既に「プーマストア」が導入しているほか、大きな投資ができない個店専門店での導入を進めている。



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