YKKは11日、18年度のファスナー販売本数が、初めて100億本を突破したと発表した。同社は「販売本数を長さに換算すると300万キロ以上で、地球約80周分に相当する」という。
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同社は34年の創業時からファスニング事業を中核事業とし、59年の海外進出を機にアパレル需要の拡大に応じて投資を重ねてきた。販売本数100億本は、前中期経営計画(13~16年度)で掲げた目標だったが、前中計の最終年度は87.7億本で未達となった。近年は増産投資に加え、生産設備の開発・改良や自動化など技術革新にも注力し、生産性を高め、コスト削減、短納期化も一段と進めて需要を捕捉している。現中計(17~20年度)では最終年度に128.8億本を目標に掲げている。