YKKは、布団カバーや衣服の生地がファスナーに挟まりにくくなる「噛(か)み込み軽減ファスナー」を中国で開発し、販売開始した。世界で展開し、増産体制も視野に入れている。
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ファスナーのエレメント(噛み合わせの歯の部分)の両側にある生地の内側を盛り上げ、スライダーの形状にも工夫を加えた。一般的に掛け布団で使われる薄い生地を用いて社内試験した結果、従来のファスナーよりも布噛みの発生率が低減されることを確認した。
ファスナーが掛け布団カバーの端を噛み込んで開閉が困難になったり、ポケットの内布が巻き込まれるといったトラブルが減少し、より快適に使える。