YKKファスニング事業 23年度は増収減益 24年度はデジタル強化

2024/03/05 17:00 更新会員限定


都内で経営方針説明会を開いた大谷裕明社長

 YKKのファスニング事業の23年度(24年3月期)連結業績は、売上高3816億円(前期比0.3%増)、営業利益292億円(33%減)、営業利益率7.7%(3.8ポイント減)の増収減益、ファスナー販売本数は89億8000万本(3.4%減)の見通しだ。

(藤川友樹)

  アパレルの市中在庫の高止まりによる生産調整の影響を大きく受けた。中国やインドなど内需の深耕が進み、地域別では増収増益のところがあった一方で、ASEAN(東南アジア諸国連合)などを中心にした加工輸出の落ち込みを補うには至らなかった。

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