八木通商 最高級エコファーを世界で販売

2019/09/25 15:58 更新


 八木通商が最高級のエコファーを活用したビジネスをグローバルで推進する。このほど、多くのラグジュアリーブランドが採用するエコファーのメーカー、エコペル(香港、クリストファー・サルファティ代表)を保有するプレシラ(仏・パリ、同)とグローバル戦略提携について合意し、契約を結んだ。

 八木通商は約3年前から、エコペル製品の日本における代理店契約を結んでいた。このほどプレシラに出資し、プレシラが保有する株式の20%を取得。これにより、両社はグローバルに連携して「エコペルのブランドバリュー向上とビジネスの拡大」を目指す。

 提携に伴い、八木通商は19年内にプレシラと共同でエコペルジャパン(仮称)を設立し、日本市場で20年秋冬からエコペル製品の販売・マーケティング活動を始める。八木通商の米国の販売網も生かし、現地法人を通じて同国でも日本同様に事業を行う。

 素材の販売のほか、エコペル製品を使った衣料品の縫製にも着手する。八木通商グループが英マンチェスターと中国に保有し、ハイブランド向けの製品を縫製する工場を活用し、「品質とリードタイムのニーズを満たす」という。

高い品質とともに、リアルファーでは表現できないデザインのバリエーションも評価されている

【続きは26日付の繊研新聞・電子版で】



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