ワールドパーティー 年商50億円に向け布石

2017/04/06 06:27 更新


 レイングッズメーカー、ワールドパーティー(大阪市)は3年後の年商50億円を目指し、今期(18年1月期)は布石を打つ。新しい物流拠点の稼働、キャラクターブランドの発売、既存ブランドのアイテム拡大などに取り組む。

 新物流拠点「長居物流センター」は5月に稼働させる。取得した本社近くの4階建てビルを活用するもので、総延べ床面積は約1300平方メートル。数カ所にある主力ブランド「w・p・c」の物流施設を統合することで効率を上げる。アウトドア向け「キウ」は現在物流を外部委託しており、いずれ本社ビル内に物流拠点を移す考えだ。

 渋谷にある東京オフィスには、4人が常駐している。今後ビジネスの拡大を見込み、増員の予定もあるため、今秋をめどにビジネス機能の揃った新オフィスに移りたいとしている。

 今年2月には、ウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約し、夏から傘を中心に販売を始める。「大人のためのディズニーコレクション」とし、アイテムを広げる。いずれは年商10億円規模を目指す。キウでは、今春夏10アイテムを加えて17とし、ラインナップを強化した。

 同社の17年1月期の売上高は37億6000万円(前期比14.2%増)と大きく伸びた。3期連続の2ケタ増収。野外フェスティバルに協賛することなどで知名度を上げてきたキウが好調だった。今期は大幅な増収は見込まず、ビジネスの種まきに力点を置き、次の成長に備える。

アイテムを大幅に増やした「キウ」 




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事