ワールド「モディファイ」 女性管理職向け新ライン

2017/03/22 06:29 更新


 ワールドのコンテンポラリーな婦人服ブランド「モディファイ」は今春、女性エグゼクティブ向けの提案を強める。17年春夏物から新クリエイティブディレクターに林秀三が就任。40~50代の女性管理職を意識して、黒を基調とした新ライン「ノーブル・ブラック」を立ち上げ、アイコンジャケットを開発した。元々、オンスタイルを強みとするが、新ラインを出すことで、新たな客層を開拓する。

 ノーブル・ブラックは、3Dパターン技術を取り入れたアイコンジャケットとミラノリブのニットジャケット、リトルブラックドレスの三つのカテゴリーで構成する。

 アイコンジャケットとして開発したテーラードジャケット(4万5000円)は、立体構造により着用時のストレスを軽減した着心地が特徴。前下がりの裾で横から見た時にスタイルが良く見えるように工夫し、携帯電話やペンが入れられるポケットを付けて機能性も高めた。

 「女性管理職への提案はもはや当たり前。パターンを磨いて着心地の良さを追求し、かっこ良さと着心地を両立した服を提案していきたい」と林。

 売り上げ構成は全体の3割とし、百貨店のインショップを中心とする全26店で販売する。今春は、阪急うめだ本店と三越日本橋本店の2店に期間限定店も開設した。

 三越日本橋本店では18日、ショップの開設に合わせて、林とオムロンヘルスケア商品事業統括部ライフリズム事業マネージャーの下瀬陽子氏のトークショーを開催。「働く女性に向けた心地のよい服と美と健康」をテーマにトークを繰り広げたほか、オムロンヘルスケアの女性社員がモニターとして商品開発に参加した三越伊勢丹限定販売のジャケット(4万1000円)とワンピース(3万9000円)のセットアップ商品などを紹介した。

3Dパターン技術による立体構造でストレスを感じさせないアイコンジャケット




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