ワールド 9月28日に東証1部へ再上場、成長事業へ投資

2018/08/22 18:32 更新


 ワールドは22日、東京証券取引所より上場承認を受けた。上場日は9月28日を予定。同社は「上場市場は第1部か第2部かは未定。9月18日の公募、売り出し価格決定後に東証が指定する」としているが、時価総額が250億円を超えることが見込まれることから東証1部への上場が想定される。

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 同社は05年11月にMBO(経営陣が参加する買収)を行い、上場を廃止して以来13年ぶりの再上場となる。今後、プラットフォーム事業の収益化やM&A及びポートフォリオマネージメントの運用、デジタル事業など成長事業への積極的な投資に向けた資金調達を行う。

 このタイミングでの再上場についてワールドは①MBOの目的であったアパレルバリューチェーン上のプラットフォーム構築に目処を付け”利益の出やすい体質”になった②プラットフォーム事業の収益化、ファンド等も活用したM&A及びポートフォリオマネージメントの適切な運用、デジタル事業への戦略投資を集中的に行う必要がある③15年4月以降の”構造改革プラン”着手を皮切りに、外部人材主導の執行チームや社外役員を編成し、経営の再構築を進めてきた。今後、外部株主によるコーポレート・ガバナンスの視点を経営に生かしていくことがワールドグループの成長に有益と判断した、などとしている。

上山健二ワールド社長


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