ネッククーラーが大ヒットのウィズ 靴資材メーカーからの事業転換に成功

2022/12/07 06:30 更新有料会員限定


今後も冷却グッズ同様、人の助けになる分野の商品開発に意欲を語る朴社長

 今年、大ヒットアイテムとなったリング状のネッククーラー。冷える仕組みはPCM(相変化物質)素材。これに早くから目をつけ、年間150万個を販売したのが神戸市長田区に本社のあるウィズだ。もともとはヒールや金具などの靴資材メーカーで、20年間靴の仕事だけに従事してきた。日本の靴産業が疲弊するなか、生き残りを懸けた挑戦で事業転換に成功している。

(金谷早紀子)

 スタートは03年。主にヒールのデザイン卸をしていた。オリジナルの金型で色や柄まで提案する企画力が強みで、「厳しい長田の中でも元気な資材屋だった」(朴晟済社長)。しかし、ファッション需要が低下するなかで、取引先も新しい商品に挑戦する余裕がなくなり、19年ごろからぐっと厳しさが増した。

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