ウィゴーは20日、同社と100%子会社のブラウニージャパン、ウェルメット、レキシントン、上海ウィゴーを会社分割手続きによってWGホールディングス(東京、原田健一代表、以下WG)に分割承継することを公告した。法令、分割契約により、各債権者から異議が無ければ、8月31日に全事業の移管が決まり、新会社として事業がスタートする。これまでと経営方針を大きく変える予定はなく、商標、ブランド、店舗などの全ての事業資産負債と、全従業員を承継する。取引先の変更もしない考え。
WGは、投資会社のJ‐STAR(東京、原禄朗社長)の出資によって設立されており、同社を親会社とした新体制に移行する。海外やECの販売強化を中心とした事業の拡大と成長に向けて全面的にバックアップする考え。現在、ウィゴーの株式を保有する親会社のアラタマコーポレーションとの出資関係はなくなる。
カジュアルウェア小売事業のウィゴーと卸事業のブラウニージャパンはWGに、海外仕入事業のウェルメットはWGの100%子会社のWELに、アーティスト・モデルのマネージメント事務所のレキシントンはWGの100%子会社のLEXに、それぞれ移管する。8月31日以降は、WGがウィゴーに、WELがウェルメットに、LEXがレキシントンに商号を変更する。
8月31日以降の新ウィゴー、ウェルメット、レキシントンの取締役体制は3社同一で、代表取締役には園田恭輔ウィゴー取締役ウィゴー事業部事業部長が就く。中澤征史ウィゴー取締役会長は、ファウンダー特別顧問に就任し、今後も事業の拡大と成長に尽力する予定。