ウィゴー 古着の提案強化に手応え 集客や客単価に寄与

2021/10/08 06:30 更新有料会員限定


改装初日に入店を待つ行列ができた「ウィゴー」大須店

 ヤングカジュアル専門店のウィゴー(東京、園田恭輔社長)は今秋、ルーツである古着の提案を再強化し、成果を上げている。9月18日に一斉改装した全国主要都市の「ウィゴー」大型路面8店には多くの客が訪れた。古着と古着風の新品のミックス提案がはまり、セット率や客単価の上昇に貢献している。今秋から積極的に仕掛けている商業施設での古着の期間限定店も好調で、売り上げ予算を大きく上回る。古着の期間限定店は今後も積極出店する計画だ。

(友森克樹)

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ミックス型が実る

 9月18日にリニューアルしたのは、札幌店、仙台店、原宿竹下通り店、大須店、京都店、心斎橋店、三宮店、広島店。古着の構成比率を約5割に増やし、それまでは単独で提案していた古着を新品とミックスして見せるように改めた。古着専門のインスタグラムアカウントでの事前告知や、通常価格よりも手頃に古着を販売する改装初日のイベントなどが実り、8店の初日から3日間の総来店客数は約4万5000となり、売り上げ予算を大きく上回った。古着の強化は、コロナ下で苦戦していた主要都市の路面店の集客力向上にもつながっているという。

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