現代アートの感性を衣服の技術と融合する――イッセイミヤケの「エイポック・エイブル・イッセイミヤケ」は、ニューヨークを拠点に活動する現代美術家の松山智一氏と協業する「タイプ-Ⅻトモカズマツヤマプロジェクト」の製品を発売した。コートのパターンに置き換えた絵画作品の情報をデータ化し、長さ約4メートル程の一枚の布にインクジェットプリントしている。世界の直営店で特別展示も開催中だ。
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協業のきっかけは、昨年春に松山氏が開いた東京の個展のために依頼された限定アイテム。ブランドが培った技術を生かしたいと一枚の布から作るコートを提案し、松山氏も「色や線、モチーフのリズムが布全体の中でどのように機能するか」を念頭に、絵画作品をコートの図案へと再構成した。3種類3着ずつを製作して即日完売、周知に至らなかったという。改めて、同ブランドで商品化した。

ベースのポリエステル生地は、イッセイミヤケを象徴する三角モチーフを、裏側から特殊なのりでプリントしたもので、グラフィカルに折れ曲がり、松山氏による図柄に立体感を生み出す。鮮やかな現代アートの多色の柄を4メートルの送り柄として表現するには時間を要した。

今回は合計7柄、2サイズを制作。税込み33万円。抽選販売で、7月1日からイッセイミヤケギンザ/442など国内3店で展示している。7月8日からは、ニューヨークの直営店のギャラリーMADOでの展覧会を開催。ほかパリ、ロンドン、ミラノの直営店で製品を展示する。

