繊維企業のウェアラブル事業を追う② 東レ 医療現場で示した有用性

2024/07/05 12:00 更新有料会員限定


導電性高分子をナノファイバーニットに含浸させた機能素材「ヒトエ」を使ったウェア

 東レは、機能素材「ヒトエ」を用いたウェアラブルシステムで医療用途の開拓を強化している。ヒトエで測定した心電図は医師の診断に使われ始めた。昨年には特定臨床研究の結果が論文で公表され、今後の引き合いが増えそうだ。

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心電図の測定に

 ヒトエは導電性高分子をナノファイバーニットに含浸させた機能素材で、体の微弱な電気信号を検知できる。衣服型で、身に着けると高精度な生体情報の計測が可能だ。

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