【ニューヨーク=杉本佳子通信員】ウォルマートが中古品の再販に乗り出した。8月27日にアーカンソー州ベントンビルで開催した「レッツ・グロー!2024ウォルマート・マーケットプレイス・セラー・サミット」で、ECでの中古品の再販「リソルド・アット・ウォルマート」を始めたと発表した。
アイテムはラグジュアリーファッション商品から電化製品、フィギュアなどのコレクターズアイテム、スポーツ用品など。返品された後、必要に応じて修理された電化製品やカメラを低価格で再販する「ウォルマート・リストアード」を先行し、それがうまくいっていることから、サステイナブルな選択肢を広げる意味で新たに中古品販売を始めた。立ち上がりのラグジュアリーファッションの中古品には「ルイ・ヴィトン」「ディオール」「ヴァン・クリーフ&アーペル」「ティファニー」などがみられる。
ウォルマートによると、ウォルマート・マーケットプレイスは過去4四半期連続で毎期30%以上売り上げを伸ばしている。ウォルマートのグローバルなECの売上高は、昨年1000億ドルを突破した。アメリカのEC事業は、過去6四半期連続で2ケタ台の伸びを続けている。ウォルマート・ドット・コムで販売される商品点数は昨年度20%増えた。