和光は沖縄のブランド「パイカジ」と組んだメンズのハワイアンシャツで、「ミッキーマウス」が歌舞伎を連想させるポーズで波乗りをする図案を後ろ身頃にあしらった和光限定商品を企画した。パイカジと和光が組んだ「パイカジアロハシャツコレクション」は今シーズンで6回目。今回は東京五輪も意識して、浮世絵を連想させる大波をはじめデザイン全体は「和」のテイスト。その後ろ身頃のやや下の部分の、歌舞伎役者が見得を切るようなポーズのミッキーマウスの図案を効果的なアクセントにして、独特なデザインに仕上げた。
数十枚の限定生産の予定。訪日外国人の増加が見込める五輪開幕直後の7月30日から、パイカジのハワイアンシャツを揃えるコーナー売り場で販売を始める。「リヨセル」100％でサイズはS～4L。税込み5万3900円。
メンズではこのほか、軽くて大きいサイズの別注の折り畳み傘や、東京・浅草発のブランド「ボーデッサン」が生産した和光限定のトートバッグ、海島綿の中で最高品質といわれる品種「V-135」100％のポロシャツなどを企画した。
折り畳み傘はオーロラと東レが共同開発した20デニール のナイロンの織物「カラフロン」を使い、親骨と受骨はカーボン。手元に和光本館のイラストがレーザー彫刻された黒檀（こくたん）を使う。親骨の長さは70センチ。「軽くて丈夫で大きく」そしてコンパクトに収納できる折り畳み傘を、という顧客のニーズにこたえる。黒、紺、オレンジなど5色。1万6500円。
トートバッグは発色の良いイタリアの牛革を使い、ボーデッサンの自社工場で生産する。男女とも使えるシンプルなデザインで青、茶、アイボリー、紺、グリーン、ワインなど8色を揃える豊富な色のバリエーションを特徴とする。3月中旬発売予定で、5万5000円。
V-135のポロシャツはネイビーで、メキシコ原産の植物染料のログウッドで染める。V-135はメキシコに国境を接する中米のベリーズで15年に栽培に成功、ほぼ半世紀ぶりに市場に復活した。素材と「同郷」の染料であることもログウッドを使うきっかけになった。和光はV-135のインナーウェアやストールを企画、販売してきたが、今回のポロシャツは初めてのアウターウェアの企画となる。アウターでも、素材の肌触りの良さが生きるポロシャツを選んだ。サイズはM～LLで、3万5200円。
