和光、「パイカジ」と組んでセットアップを企画

2019/02/07 06:26 更新


 和光は今春夏、沖縄のブランド「パイカジ」と組んだメンズのハワイアンシャツで、初めてセットアップ企画を打ち出す。パイカジと組んだ春夏物のハワイアンシャツは毎シーズン、顧客に人気だが、従来からの単品に加え、街中での着用をイメージしたデザインのセットアップで新規需要を創出する。メンズではこのほか、東京・墨田の専業メーカーによるファクトリーブランド「イキジ」と組んだニットジャケットや、海島綿を使ったストールなど和光限定商品を販売する。

 パイカジと組んだセットアップ企画はハワイアンシャツの柄をあしらった甚平として、「アロハ甚平」の名称で販売する。和光とパイカジの限定商品はデニム地にレーザー加工でヤシの葉の柄をプリントした商品(税込み4万1040円)などがある。綿100%。セットアップへのトレンドを背景に、ジャケット風の襟など街中での着用を意識したデザインで新しさをアピールする。7月に開設するハワイアンシャツの期間限定売り場には単品のほか、仕入れ商品を含めてセットアップを揃える。

 イキジとは、18年秋冬物で初めて組み、ニットジャケットを別注した。立体的なシルエット、特殊なミシンで2枚の編み地を突き合わせ縫いすることによるストレスフリーの着心地の良さなどが好評だったことから、春夏でも、こうした特徴を備えた和光限定商品を販売する。しわになりにくい商品特性もあり、秋冬物は出張用途などで40~50代の比較的若い世代に売れた。それを受け、春夏物は吸水速乾、消臭の機能を付加した。テーラード感覚のデザインで新規需要を掘り起こす。ネイビーで、綿・ポリエステル・麻・レーヨン混。7万5600円。

 海島綿の中で最高品質といわれる品種「V‐135」を使ったメンズのストールでは、3枚の異なる柄の生地を中心部で継ぎ合わせた形の立体感ある同社限定商品を企画した。無地と大柄の千鳥格子の生地を組み合わせ、巻き方で様々なコーディネートが楽しめる。緑、青は2万7000円、ソメイヨシノの花びらから抽出した染料で染めたピンクは3万240円。サイズは49センチ×169センチ。

「パイカジ」と組んだハワイアンシャツ
「V‐135」のストール


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