先日、当社のインスタグラム公式アカウントのDMでイベント取材の案内を頂き、渋谷ヒカリエで開催された「オンラインワールド」に足を運んだ。
ネットで活動しているインフルエンサーが集まり、自分で立ち上げたブランドの展示販売や撮影会などを行っていた。主催者は「ネットを主戦場にするブランドとそのファンが、双方に交流できるリアルの場を作りたかった」と話す。
こうしたイベントは何度か取材したことがあるが、インフルエンサーとの接点を持ちたいと、企業ブースが複数出展していたのが印象的だった。
大手生地コンバーターはイベントに参加したDtoC(メーカー直販)ブランドに向けたテキスタイル提案のブースを開設。「売れているインフルエンサーブランドは品質などの口コミに気を配っており、良い生地を使おうというマインドが高まっている」と期待する。
インフルエンサーやユーチューバーがアパレルブランドを立ち上げ、ファンビジネスとして物販する動きが目立つ一方で、競争も激しくなっている。
生地や付属で差別化したいというニーズが生まれており、そこに目をつける企業もますます増えそうだ。
(藤)