ミズノとイオンモールは共同で、SCで行う子供向け運動プログラムを活用した取り組みを今春から開始した。これまでミズノは全国のスポーツ施設や行政などと実施してきたが、SCとの本格的な取り組みは初という。
イオンは先日改装オープンした「イオンスタイル新茨木」でも毎朝8時からイベント広場で中高年向け体操を行い、店内にはウォーキングコースを設け、階段段数を表示した。シニア対応型の西日本地区旗艦店として〝地域の健康とコミュニティーの推進〟を目的に、体を動かすことを促している。「運動をテーマとした新しい朝のライフスタイルを提案」する。
近年、SCでは物販だけでなく、コト、体験要素の提供が課題となっているが、〝スポーツ〟はその切り口に大いに貢献できそうだ。ネットやECにはない経験になり、スポーツなら子供から若者、シニアまで幅広く様々な内容が考えられる。
海外のSCでみられたSC内を歩く「モール・ウォーキング」も日本で取り入れるSCが増えている。歩行者と買い物客の安全の確保など課題はあるが、SCとスポーツはお互いに新たな需要創造に役立ちそうだ。
(茂)