パンツのビースリー、男女複合店増やす

2017/02/10 06:30 更新


 バリュープランニングは来年度(18年2月期)、メンズストレッチパンツの「ビースリーMEN」、新業態のメンズ・レディス複合店に力を入れる。主力のレディスストレッチパンツ「ビースリー」は国内店舗が257となり、自社内競合する店は閉鎖して、メンズ、複合店を増やす。レディスは一店当たりの販売効率を上げる。

 ビースリーMENは国内に6店、海外(香港)に1店あり、順調に売れているという。品揃え、価格、ターゲットなどが明確になり、一昨年から新規出店を本格化している。

 価格は2万円前後。シンプルで上品なデザインが特徴。40~60歳を主な顧客としている。ゴルフ用に買う人が多い。3月3日には福岡・アミュプラザ博多に出店する。

 複合店の「ビースリーメン&ウイメン」は1号店を3月1日、札幌・オーロラタウンに出す。売り場面積は99平方メートルで、メンが40平方メートルを占める。入り口、試着室は男女別だが、レジは共通。夫婦などカップルの客数を伸ばす考え。

 これが成功すれば、売り場面積が83平方メートル以上の既存店を順次、複合店に切り替える。売り場が大きく、客数増が課題の郊外SC立地の店などを想定している。メンズ、複合店合わせた店舗数は2年後に30を見込む。

 レディスは2年後に230店ほどに絞り、1店当たりの売り上げを高める。このところ品番を減らし、店頭在庫を絞り込んだことで在庫状況は改善している。ただ、サイズへの要望が強く、原点に返り、各サイズとも商品が揃っている状況にする。

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40~60歳の男性を顧客にする「ビースリーMEN」


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