バニッシュ・スタンダードが新プロジェクト 報奨などで従業員体験の向上へ

2022/12/22 06:26 更新


 スタッフDX(デジタルトランスフォーメーション)アプリケーションサービス「スタッフスタート」を提供するバニッシュ・スタンダードは販売員の価値向上を目指す「スタッフEXプロジェクト」を立ち上げた。同社が発起人となり、スタッフスタートを通じて蓄積したデータを活用し、小売り・サービスをはじめとする賛同企業・ブランドとともに、店舗スタッフのEX(従業員体験)向上に取り組む。

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 プロジェクトではスタッフスタート導入企業の店舗スタッフに向け、インセンティブ(報奨)や教育、福利厚生、表彰機会の創出などを通じてEX向上を目指す。学びの場の提供では、スタッフスタートのデータやノウハウ、成功事例などをもとに勉強会を実施。SNSや動画編集など専門性の高い分野では外部講師による合同勉強会も予定する。

 店舗運営やEXを担うマネジメント層を対象に、企業や業種を超えてオンライン店長会も企画していく。スタッフ総研ではスタッフスタートの経由流通額の上位スタッフやオンライン接客が盛んな街などのデータを基に、スタッフの魅力や価値、トレンド情報などをリポートで発信する。また賛同企業・ブランドが相互に効果や利益を提供し合える環境づくりを行う。

 スタッフの活躍の場も広げる。表彰イベント「スタッフ・オブ・ザ・イヤー」を継続開催し、スタッフがスキルを高めて称賛される機会を提供する。受賞者はテレビやラジオ、他企業の商品との協業など自社以外にも活躍の場が広がった実績がある。これを受賞者にとどめることなく、ビジネスマッチングの機会を提供する。

 同社は店舗スタッフのEX向上に一緒に取り組む企業を募集し、活動を広げていく。



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